関東財務局長(金商)第2557号
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ウォール街の古い諺に
「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し,陶酔の中で消えてゆく」
というものがありますが、まぁ悲観を数えれば両手でも足りないくらいありまして良い事がなかなか
見つけることが出来ませんが、もしかしたら懐疑の中で強気相場が生まれるかもしれません。
昨年は歴史に残る東日本大震災それに関連した原発事故、一昨年から解決が未だ見られない欧州問題、タイの大洪水、円ドル、円ユーロの急激な円高とそれ以前のドバイショックとまさに悲観のオンパレードでどうなるのか本当にわからない状況が続きましてその後のオリンパスショック、大王製紙ショックなどニュース的には小さささえ感じました。
そしてここにきての野田政権の何が何でも消費税を引き上げようとする状況など、とても投資に向いているとは考えづらい状況が続きました。
好材料が何一つ見当たらない現状で日本市場は何があっても怖くないところまで売り込まれた訳で、
ここに来ての若干の変化が出てきています。
先週レポートで指摘した朝一の外人動向で11日連続売り越しで、終わってみれば3週連続の買い越しとなり、このギャップはザラ場中に買い戻しが進んでいる為としましたが、金曜日には朝一の売買動向でも1800万株の買い越しとなり多分4週連続の買い越しとなってくると思います。
では何故この状況で買ってくるのか?
チャートをみるとNY株、DAX、SENSEX、BOVESPA、日経など(上海総合はやや遅れているが)は昨年12月20日から動きに変化がみられる。12月20日といえばECBが50兆を欧州銀行にばら撒くとした日です。
ただその50兆円が株式市場に向かっているとは思えませんが(現状はECBにそのまま残っている所謂ブタ積み状態だそうです)株式市場を刺激したことは確かです。
NY株は2月には新値に挑戦してくると思われ日本株も昨年8月からの窓埋めの9400円を目指してくると思います。
米国がQE2を発動した時は約60兆円であれだけの市場インパクトがあったわけですから今回のECBによる50兆円もジワジワ効いてくる可能性は大きいです。
そしてそれが2月29日にもう一回ありますのでその辺までは取り合えず強気になっても良いと思います。
ただここに来ての不安材料もあり、特にイランへの制裁が6月位から始まると思いますので、これについてはもし制裁開始となればホルムズ海峡が閉鎖され最悪原油価格は200ドルを超えてきて日本経済はどうなるか?
一ヶ月、二ヶ月位で解決してくれればそれ程ダメージは少ないと思いますがそれが起こるかどうかも解らない状況では何ともいえませんが注意は必要です。
また3月から7月くらいまでIMFによる邦銀に対する検査が入ります。
これは定期検査らしいのですが本音は邦銀がどれだけの国債を持っているかを調べるためのものであるのは間違いない事だと思います。
まぁこの話は長くなるので次回以降折に触れて書かさせてもらいます。
何度も書いてますが7月はもう一つボルカールールの採用となるためこれあたりも日本叩きに使われる可能性もあります。
従って目先マーケットは強気になってくることが十分考えられます。それはそれでいいと思いますが6月から7月にかけてはまた大きな問題がありますので注意が必要だと肝に銘じておいて下さい。
兜町の相場師
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